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細かすぎて役に立たない旅行ガイド

ニュージーランド ドライブ旅行(準備編)

年末年始、貯めに貯めたマイルを注ぎ込み、ニュージーランドに行ってきた。


なぜか。野生のペンギンに会うためである。

水族館のペンギンたちも十分すぎるほどかわいいが、残念ながら目が死んでいる。野生の生き生きとしたペンギンに会いたかったのだ。


ペンギンといえば南極を思い浮かべる方が多いだろう。

しかし、実はニュージーランドには野生のペンギンが多く生息しているのである。以前、少し知り合ったニュージーランド人も「ペンギンかい?ニュージーランドではそこら辺を歩いているよ。」と嘯いていたので間違いない。

そこら辺ということは、犬猫レベルでいるに違いない。野生のかわいいペンギンを、ヒョイっと捕まえてリュックに入れられるほどの近距離で見られるのではないか!

 

そうして期待に胸をときめかせ、ニュージーランドを旅して来た。(この期待は後にJAROに相談したいレベルで裏切られることになるのだが。)

そのアレやコレやを書いていこうと思う。

今回はまず、全旅程と、ニュージーランドに行くにあたっての準備について述べたい。

 

 

全旅程

 

12月29日、成田発

成田ー(中国国際航空)ー上海ー(ニュージーランド航空)ーオークランドー(ニュージーランド航空)ークイーンズタウン


12月30日、クイーンズタウン着。テアナウへ車で移動。(以後、移動は全てレンタカー)

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12月31日、フィヨルドランド国立公園「キーサミット」をトレッキング。

夜はミルフォードサウンド・クルーズで年越し。


1月1日、インバーカーギル、ブラフを経由し、ワイカワへ。キュリオベイにてイエローアイドペンギン(YEP)観察。


1月2日、ナゲットポイントに寄りつつオタゴ半島へ。「ペンギン・プレイス」にてYEP観察。パンツが切れたので洗濯。


1月3日、ダニーデン 市街観光後、オアマルへ移動。「ブッシービーチ」にてYEP観察後、「ブルーペンギンコロニー」にてコガタペンギンを観察。


1月4日、オアマルでスチームパンク博物館によってから、クライストチャーチに移動、「クッキータイムファクトリーショップ」他


1月5日、クライストチャーチ発。

クライストチャーチー(ニュージーランド航空)ーオークランドー(中国国際航空)ー北京ー(中国国際航空)ー成田


1月6日、成田着。


以上、8泊9日、総走行距離は1,500 km超にも及んだ。運転は8割方夫である。サンキュー夫。

 

 

準備

  1. 車関係

少し前のホンダ・オデッセイのCMで使われたのが、南島のサザン・シーニック・ルートである。

こんなところ、ドライブしたら絶対気持ちいいに決まってる。そうして全て車で移動することにした。

 

  • レンタカー

オンシーズンのため、早めに日本でネット予約しておいた。

未舗装路やワインディングロードを走行することを考え、走破性の高い車を借りることにした。スバル レガシー。

保険はフルカバーで。

 

  • 国際免許

免許センターにて1ヶ月前にゲット。

国際免許は自国の免許と合わせて効力を発揮するのだが、うっかり日本の免許証を忘れそうになって焦った。

 

  • 交通ルール

ニュージーランドでの運転経験のある知人に聞いたところ、とにかく速度超過が厳しく取られるから気をつけろ、とのことであった。

外国なので交通ルールが異なるとはいえ、覚えないといけないのはランドアバウトくらい。あとは日本の応用でなんとかなる。左側通行だし。空いてるし。

 

念には念を入れて落としていったのだが、思った以上にネット環境が最悪で、んもう本当に火を噴くほどに役に立った。まさかコレにここまで頼ることになるとは。

オフラインだと交通状況がわからないのだが、道路はどこもガラガラに空いているため、全く問題なかった。

羊100匹に対して車1台見るか見ないか、くらいの勢いで空いている。(または、それくらいの勢いで羊がいる。家屋の隙間に羊、滑走路に羊、もちろん広い草原あらば羊である。)

 


情報収集

事前の情報は、主にLonely Planet南島版と、そこに掲載されたURLによって収集した。

それから一応「外務省 海外安全ホームページ」も確認した。ニュージーランドに関しては、そんなの見るまでもないのだが、習慣というか、見ないと何か気持ち悪いのである。

 


その他

・トレッキングシューズ

ニュージーランドでは、外来種の持ち込みが厳しく制限されている。アウトドアで使用した靴や道具などは、虫や種子が付着している可能性があるため、必ず検疫官に届け出なければならない。もし届け出ずにバレたら罰金400ドルである。

泥が付いていると確実に没シュートらしいので、靴底のミゾの隅々まで丁寧に洗い、さらにアルコール消毒まで行った。


SIMカード

わざわざ日本で買って行ったのに、クイーンズタウンを過ぎるとダニーデン に入るまでほとんど圏外で、全く使い物にならなかった。

電波があったとしても3Gしかないため、実質意味なし。

そういえば、空港でSIMカード売り場を見かけなかったんだよな。使えないから売ってないんだな。

 

・クジラの肉は美味いんだぜ。

我々が出国する直前に、日本はIWCを脱退した。

ニュージーランドは反捕鯨の立場を取っているため、過激派キウイに日本人とバレて「なぜ鯨を食べるのか!」と責められた時に、英語で言い逃れられるように、密かに準備をしていった。

が、幸いそんな機会は訪れなかった。


続く。