コロナ禍前の韓国旅行記(釜山、KTX、ソウル)
COVID-19関連の水際対策も緩和されたので、この連休は韓国に行っていたのだが、そういえばコロナ禍前の2019年10月に行っていた韓国旅行記が未完なことに気がついた。
それを放置して今回の旅行記を書いても誰も困らないのだが、自宅でトイレを流さずに放置するような気持ち悪さがある(自宅なので自分と家族は困る)。記憶が消えかけているので基本的に当時のメモをもとにダイジェスト版でお送りする。
(※は現在目線でのコメントである。)
旅程は釜山一泊→KTXに乗ってソウル一泊の二泊三日だった。
釜山初日
初日の夜はアンコウ(韓国語でアグ)である。注文したのは塩味のアグスユと辛いアグチムである。
店舗外観
上がアグスユ、下がアグチム
辛い方には肝が入っていなかった。日本語が話せる店員さん曰く「辛い方は本当はすごい辛いので、手加減しておいた」とのことだが、まあ普通に辛かった。客はほとんど中高年で、近くのBBA女子会は焼酎飲みまくりで楽しそうである。2人で56,000KRW(※当時)
歩いてBIFF広場に。尿意を催したため、ゲーセンでトイレ借りるも男女共用で紙がなく、使用済みの紙を入れるゴミ箱は既に溢れて床に紙が散乱していた。難易度高いタイプ。残りわずかなポケットティッシュで乗り切った。
念願のシアッホットクは激うま。こんなにシアッがぎっちり入って一枚1,300KRW(※当時)はお値打ちである。
シアッホットク。ひまわりの種などを混ぜたもの(シアッというらしい)ぎっしり。
帰り、チャガルチ駅でウンコ座りで車座になってだべっている日本人グループに遭遇。邪魔。ええ、言葉は訛っていらしたけど間違いなく日本人でしたよ。せめて立て。立って通行人に道をあけろ。
ホテル近くのコンビニ、Nice to CUで雪見だいふくを買って部屋に戻った。
予想外の色合い
2日目、釜山→ソウル
エレベーターでパン持った中国人と遭遇※
※と、メモに書いてあるのだが、全然覚えてない。何が面白かったんだろう?エレベーターでパンくらい持つだろ……持たないかな。
朝食はテゴンミョンガテジクッパ / 대건명가돼지국밥でテジクッパ7,000KRW(※当時)とスンデ7,500KRW(※当時)。私は血のソーセージ系が苦手なのでパス。
体がカフェインを欲したので近くのスタバで「バニラフラットホワイト」なるものを注文。トールで5,600KRW(※当時)。味はバニラでもなければフラットホワイトでもなかった。
ホテルをチェックアウトし、駅で蒲鉾とビールとドーナツ(麻布ドーナツ、2023年時点では店名変わったっぽい?)を入手してKTX乗車。
駅に到着する度に席を立ち、発車すると再び席に戻ってくる乗客がいたが、あれは指定席を取らずに座っているのだろうか。
モニターには伊藤博文と安重根、1919年2月1日と1945年8月15日、三一運動等と表示される。反日プロパガンダかな。(いや伊藤博文は征韓論反対派だったはず。)
カマボコはうまい!ドーナツはマーガリン味。
ソウル駅に着くと「ノー安倍」のポスターがびっしり貼ってあった※。
※この当時はまさかあんな事件が起きるとは……。
とりあえずロッテ百貨店明洞本店へ。
免税店には、大型アップグレード完了後なのか顔に包帯グルグル巻きのお姉さんがちらほら。美への道は壮絶である。
そしてやっぱりデパ地下は楽しい。朝鮮ホテルのキムチは試食したらすげえ辛い。「辛い!」と驚くと店員のおばちゃんが少し誇らしげ。いや本当辛いんすよ。
旅のお目当ての一つは高級マッコリの入手。売り場のお姉様(≠おばちゃん)店員がとても日本語が上手(下手って意味の「日本語お上手」ではなく)。日本に生マッコリを持っていこうとして失敗したんですよーと言っていたので、昔日本に住んでいたりしたのかも。
Seolloのピアノでエモい曲を演奏する迷彩のお兄さんを見かける。韓流ドラマのワンシーンにありそう。
夜はトゥトゥム/두툼でサムギョプサル。
モクサル、ランプ、サムギョプサル、チャミスルのピンクグレープフルーツ味、テソンを注文。テソンは釜山の焼酎らしい。釜山の飲食店で出る水はこの柄の入ったボトルに入ってたな。
締めは南浦麺屋/ナンポミョノッ/남포면옥で冷麺。
麺があんまりゴムゴムしてなくておいしい。わかりやすく言えば更科そば※。
※「わかりやすく」と自分で書いておいて、全然わからない。
シンプルで洗練されており、不要な要素を極限まで削った引き算の料理。
そして夜、腹を下した。(多分食い過ぎ)
最終日
昼ごはんは バルコンヤン/발우공양で韓国精進料理。
※感想をメモしていなかったが、なんかキムチみたいなものがいっぱい出てきたような記憶がある。
空港のロッテ免税店受取カウンターには、中国人の一団がものすごい数の免税品を受け取り、流れ作業で片っ端から開封・仕分けしていた。組織的爆買いである。
帰りの飛行機も大韓航空、機材はエアバス330。長野上空から着陸直前まで盛大に揺れて酔った。
竹島……。
帰国後、街中のテレビの内容が呑気で帰ってきた実感が湧いた。