ウラジオストク(旅の準備編)
高校の地理の授業で、何の経緯だったか、教師からウラジオストクという街の説明を受けた。
ウラジオストク、正確にはヴラディ・ヴォストークは「東を征服せよ」という意味で、ロシア悲願の不凍港として極東の重要軍事拠点であったこと、シベリア鉄道の東の始発駅があるということ。
あまり真面目な生徒ではなかったので、学校で習ったことなど、ほとんど覚えてやしないけれども、それらの知識は20年近く経っても何故か記憶に残っていた。
だからというわけではないけれど、2017年8月からE-visaで渡航できるようになったと知り、いそいそと一人出かけ、つい先週帰って来た。
ちなみに、初の海外一人旅である。
まずは、準備について書こう。
飛行機は往路オーロラ航空、復路S7航空で安いチケットを入手し、ホテルも立地の良い「ヴェルサイユ」にシングルルームを予約した。
電子ビザに関しては、ロシア連邦外務省のビザ申請ページがやたらに親切なので、特に苦労もせずに申請できた。電子ビザが許可されている18ヶ国を見ると、なかなかに興味深い。
発給は受理から4日以内とのことだったが、シーズンオフのためか予想外に早く、申請後2日で発給された。
これでとりあえず、行って泊まって帰ることはできる。あとは現地で行動するための準備である。
備忘録の意味も込めて、事前に行った作業を以下に列記しておく。
1. 現地情報の収集と旅程
以下のサイト及びガイドブック(と、トリップアドバイザーと、一応外務省の海外安全ホームページ)を参考にした。
・地球の歩き方編集室『17 地球の歩き方 Plat ウラジオストク (地球の歩き方 Plat 17)』
2018/4/19発行の(多分)唯一のウラジオストク専門のガイドブック。この類のものは新しければ新しいほど良いので、直近発行されたこのガイドは最高と言える。
そこまで内容が濃くないのとで、大まかに知るのに良い。写真が綺麗。自動翻訳なのか、日本語がやや怪しいのが残念なところ。
上のガイドブックを書かれた方のページ。
かなり情報量が多く、観光地以外(日用品店など)も掲載されていて、かなり便利。
2. タクシーアプリのインストール
実際使うかはともかく、土地勘のない場所に単身乗り込むからには入れておきたい、タクシーアプリ。
ウラジオストクはUberが展開していないので、Gettというアプリをインストールし、カード情報を登録しておいた。(後にこれが役に立つ)
ロシア企業のYandex taxiというアプリもインストールしてみたけれど、支払い手段がキャッシュしか選択できなかった。さらに、現地ではロシア語表示に切り替わったので、今後も使わないのが無難だろう。
3. Googleマップの準備
現地でSIMカードを入手する予定ではあったけれど、現地の電波の状況がわからないので、念のためオフラインマップをダウンロード。
他に、気になるレストラン、観光名所などの場所を保存しておいた。
(2018/11/18追加 Googleマップより、Yandex Mapsアプリの方が100倍便利である)
4. ネット関連の準備
Amazonではロシアの格安SIMは見つからず、現地の空港で購入することにした。
(空港のBeelineで無愛想なオネーチャンに「プリペイドシム、パジャールスタ」と伝え、購入。4GB 400ルーブル=700円程度、1.7円/ルーブル)
また、ロシアではLINEが使えないらしく、色々調べてVPNアプリなるものをインストールした。
機械音痴なので詳しいことはわからん。とりあえずネットの海の神々が「こいつは信頼して良い」とおっしゃっていた「Windscribe」というアプリをインストールした。
(香港かアメリカ西海岸が繋がりやすかった)
5. コミュニケーションに関する準備
こちらは長くなるので別のエントリにしよう。
概略を書くと、Google翻訳のオフライン辞書のダウンロード、キリル文字を読めるようにしておくのと、使いそうなフレーズを覚えること。
続く。