日日是女子日

食ったり飲んだり

韓国(出国〜釜山到着)

ご存知の通り、令和元年10月22日火曜日は、即位礼正殿の儀の行われる日として、今年限りの祝日であり、10月21日月曜に休みを取れば4連休である。どこかに旅行でも行きたいところである。

しかも、スカイチームのマイルがちょうど夫婦で韓国に行ける程度に溜まっている。

これは韓国アリではないか。そうだろう?

日々、日韓関係が悪化の一途を辿っていることはガッテン承知だが、まあ多少香ばしい人々を見かけたとしても考えてみればそれは通常運行。むしろ秀吉の朝鮮出兵以来、日韓関係が良かったことなどなかろう。

そんなわけで、我々は2泊3日で釜山とソウルにコンニチワすることにした。一応10月22日は日本にいる日程だ。

ちなみに、飛行機はCAに「美人」が多いことで有名な大韓航空である。

 

19日、マックドナルドで朝食を買い、NEXに乗車した。ニオイがアレだが。例によってNEXはガラ空きなので無問題。

成田では既にオンラインチェックインを済ませており、荷物も全て機内持ち込みのため、直でセキュリティチェックに直接ゴー。スカイチームのプライオリティ資格を持っているため、優先レーンを使って一瞬で通過、出国審査も顔パスである(顔認証ゲートってやつな)。


超順調に進んだので、制限区域内に入ってから搭乗までかなり時間がある。それもこれもスカイプライオリティ様様なのだが、これに関してはネットの海に情報が溢れているので詳細は省略する。


さて、余った時間は酒でも飲んで有意義に潰すのがオツである。再び必殺スカイプライオリティの術を繰り出し、デルタラウンジに入った。

まずはチョコチップクッキーと牛乳で胃を温め、いざ飲酒。ビール、日本酒、ワインを頂いたが、日本酒は安酒で美味しくない。ここでの正解はビールであろう。

ふと、隣の席のお姉さん(ブロンドのヨーロッパ系人種)がキウイをまるごと、しかもワイルドに手で皮を剥きながらワシワシと食べている。キウイの皮を皿にうず高くフルヘッヘンドさせており、少なくとも丸3つは平らげたに違いない。フードコーナーにキウイなんてあったっけ?と見ると、テーブルに空のポリ袋が転がっていた。

ははん、これはわざわざ持ち込んだのだな。

この自由な感じが第1ターミナル北ウイングだ。北ウイングには神経質な日系航空会社が入っていないためか、トイレは汚く、雑然として、乗客は自分のスタイルを貫いている(よく言えば)印象がある。この雰囲気は正直、嫌いじゃない。

 

だらだら酒を飲んでいると、あっという間に時間は溶けて搭乗開始時刻が迫ってきた。コップのワインを飲み干し、ラウンジを出た。

そうしていよいよ大韓航空の水色の機体へ乗り込む。

搭乗口でバーコードを読み込んでくれるスッチーが、いきなり整形疑惑でテンションがアガる。これぞ大韓航空

 

当機はKE716便釜山行き、小さくかわいいエアバス220。モニタがないため、セーフティインストラクションがオルチャンCA嬢による実演である。かわいい!かわいいぞ大韓CA!お目目だってぱっちりだ!

機内食は親子丼。とりあえずコチュジャンをもらって満足した。

 

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さすが日本積みは米がうまい。


釜山空港に着陸すると、まずは韓国空軍の輸送機3機がお出迎え。飛行機オタでもミリオタでもないので機種まではわからない。

駐機場の真ん中で「ゲートの準備ができるまで待機します」とアナウンスされたにも関わらず、沖止めであった。タラップ好きなので構わないが、ゲートの準備はなんだったんだ。


イミグレを抜け、モノレールと地下鉄を乗り継ぎ釜山駅へ。激混みである。そして、電車の到着メロディがなぜかヴィヴァルディ。雅である。

KTX釜山駅の隣のAstiホテルにチェックイン。

ベッドにダイブして一息つく。フライト時間は短くても、やはり移動は疲れるものだ。

部屋は17階。窓から外を見渡すと、隣のビルの屋上ではオッサンが楽しげにクネクネ踊っていた。楽しいぞ韓国。

 

続く。

 

 

おまけ。

ちなみに、上で散々ネタにしているが、別に整形女子に対して偏見はない。他人がとやかく言うことでなし、本人の自由である。

が、あんまりにわかりやすく人工的な人を見ると、カツラがモロバレの人に感じるのと同じような気まずさを感じる。まあ、それも本人の自由である。

サンクトペテルブルク(ロシア軍登場!の巻)

エルミタージュ美術館の前に、戦車がたくさん並んでいたのはに書いた。

その後も、切手を買おうと右往左往したり、青銅の騎士道像の横を通る間にも宮殿広場の方角から太鼓の音が聞こえてきたりして、何かが起きそうな予感はしていた。

あの大量の戦車がどうなったか気になることだし、クンストカメラからホテルに戻るついでにエルミタージュ美術館の近くを通ることにした。

 

エルミタージュに近づくにつれ、人が増えてきた。宮殿広場まで来ると、歩道をびっしりとロシア人が埋め尽くしている。

これはきっと何かある。ないわけがない。

歩道の横の段差に登り、何かが始まるのを待った。


しばらく経つと、赤い旗を掲げた戦車を先頭に、戦闘車両が大挙してやって来た。

軍事パレードである。

 

 

戦車の大群あり、トラックあり、ミサイルあり、なかなか壮観である。さらには戦闘機まで出てくる始末。沿道のロシア人たちは、ウラーなどと興奮するのかと思ったら案外冷静で、野次馬よろしく呑気にスマホを掲げているだけである。

動画ではわかりづらいのだが、戦車が走っている時は、ものすごい砂埃が舞っていた。キャタピラで舗装が削れているんじゃないだろうか。吸い込んだら体に悪そうである。ハンカチを口に当てて凌いだ。

そして、印象的だったのが石油のような匂いである。戦車の大軍はディーゼル発電機のような匂いを盛大に撒き散らしながら、爆音で走り去って行った。やたらに肌に迫るリアリティがあった。

 

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日本ではあまりお目にかかれない感じ

 

これは5月8日の対独戦勝記念日の予行演習だったのだろうか。ホテルに帰ってテレビをつけたが、何も情報は得られなかった。当日の式典はモスクワで行われるのだが、その直前に大統領のふるさとにサービスしたのだろう。

平和を愛する日本国民の我々であるが、物珍しさもあり非常に興奮した。

 

その後、「すげーすげー」と連呼しながらホテルに戻り、撮っておいた動画をつまみに買っておいたシャンパンスコエを飲んだ。なかなかオツなもんである。

 

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シャンパンスコエ。

 

ベッドでローリングしながら、ほろ酔いでダラダラしていると、あっという間に夕食時である。

トリップアドバイザーでもそこそこ評価の高い郷土料理レストラン、Demyanova Ukhaに向かった。

ここは、魚のスープ「ウハー」と蟹のサラダが名物である。


ウエイトレスは片言の英語が話せる、ややトウの立ったぽっちゃり系スラブ美女で、我々が魚のグリルやスープを注文すると「スープは一人一杯必要だ」「パンは頼まなくていいのか」などと真剣な顔で煽ってくる。そんなに言うならお願い、と大量の料理を注文してしまった。


以下、我々が頼んだ料理である。あまり余裕がなく、写真は少ししか撮ってない。

 

・ 魚のスープ2杯(立ち食い蕎麦くらいのどんぶりに並々、サーモンとタラの切り身がゴロゴロ入っている)

・パン(普通サイズのロールパンが3個)
イクラのブリヌイ(ロシア風クレープ)
ペリメニ(ロシア風水餃子)
・ 蟹のサラダ

・ 魚のグリル(サーモンとタラの切り身が2切れずつと、大量のフライドポテト、野菜が付け合わせ)

クランベリージュース

 

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ウハー。優しい味でうまい。これとパンでも十分だったわ。


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蟹のサラダ。味付けはマヨネーズ。どことなく昭和な味。


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魚のグリル。美味しいんだが、鮭と鱈にはもう飽きた。

 

で、結局食べきれずに残してしまった。不覚かつ不本意である。食べ物を残すのは本当に辛い。

 

品数は決して多くないが、一つ一つのポーションが大きいのだ。

我々夫婦はかなり大食いなので、海外に行っても食べきれずに残したことは一度もなかった。日本人のレビューで「量がとても多いので、少なめに頼むことをお勧めします」と書かれているような店でも、余裕でペロリと平らげてきた。

だから、油断した。注文時になんとなく頼みすぎかな、とは思ったが、「デザートまで行けないかもな」としか思わなかった。そんな慢心があった。

 

さらに言い訳をさせていただくなら、どれも素朴で優しい感じの味付けで変化に乏しく、一つ一つは美味しくても積もり積もるとつらいものがある。さらに、魚の種類もスープとグリルで同じで、どちらもサーモンとタラだった。もう詰め込めない、と言うほど満腹になった我々は、グリルの付け合わせと蟹のサラダの蟹以外の部分を泣く泣く残した。

 

食べることが好きだからこそ、食べ物を粗末にした罪悪感が耐え難い。

もう決して、このような愚かなことはすまい。一度にたくさん頼まずに、これからは少しずつ様子を見ながらたくさん頼むことにしよう。


かくして、我が家に格言「Ukhaを忘れるな」が生まれた。もう二度と食べ物は残さない。絶対にだ。

サンクトペテルブルク(郵便局以外で切手を買って絵葉書を出そう)

海外から自分に絵葉書を出すことが好きな人は案外多いと思う。私もその一人だ。

 

もちろん、サンクトペテルブルクでも絵葉書を出したのだが、これが個人的にけっこう苦労したので最初に大事なことを書いてしまおう。(苦労話は後でたんまり書く。)

 

それは、郵便局の窓口が開いていない場合、切手ショップで切手を買わなければならないということだ。

事前に調べた情報では、中央郵便局内のブースで買えるとのことだったが、なぜか我々が行った時にそのブースは開いていなかった。単にたまに切手を売っていない時があるだけなのか、もう売らなくなってしまったのかは定かでない。

 

切手ショップの場所は下の地図をご参照されたい。切手のマークにмарка(ロシア語で切手の意)と書かれたガラスの看板が目印である。

 

 

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切手?マークの看板が目印。年中無休、10時から20時まで。


看板左下の木製ドアから入って右側に少し進み、最初に見えた通路を左折した奥に切手ショップはある。

あらかじめ絵葉書にЯПОНИЯ(ロシア語で日本の意)、PAR AVIONと書いておき、それを店員に見せれば、慣れた様子でちょうどいい金額の切手を出してくれる。さすがは観光地。

 あとはポストに投函するだけである。

 

 

 

さて、苦労話である。そういえば、ウラジオストクでも切手を買うのにけっこう苦労した。

今となっては、郵便局で買おうとしない方がいいんじゃないかとも思えてくるのだが、何はともあれ、この時我々が最初に向かったのは中央郵便局であった。

この日は4月30日の火曜日、時刻は午後2時を過ぎた頃である。

 

まさか切手が買えないなどと夢にも思わず、軽い気持ちで郵便局に入った。

中は体育館くらいの広さで天井が高く、木製のフレームのついた窓口が壁沿いと中央にたくさん並んでいた。前世紀の駅舎のようなレトロな雰囲気である。

 

しかし、平日昼間にも関わらず、ほとんどの窓口が開いていない。客も少なく、全体的にがらんとして寂しい。24時間営業だと聞いていたのだが、どういうことか。メーデーでもない。

 

よく見ると、手紙のようなマークのついた窓口が一つだけ、辛うじて開いていた。おそらくここで絵葉書を出せるだろう。そう思って近づいてみるも、窓口には人がいない。仕方なく、奥を覗き込んで「パジャールスタ!」と叫んで中で作業をしていた係員を呼び、絵葉書を見せて片言で「ヤハチュー、アトプラビーティ、フヤポーニユ(日本に送りたい)」と伝えた。係員は50代くらいの物静かな感じの女性である。

係員はそれを聞いて困った顔をし、ロシア語で何かを伝えようとした。しかし私の語学力では、早すぎて何を言っているのか全くわからない。わからない(ヤニパニマーユ)と言うと、さらに困った顔になった。

深い溜め息をひとつ吐くと「こちらへいらっしゃい」と手招きして我々を奥の窓口に連れて行き、ガラスに貼られた一枚の紙を見せた。

 

そこには、だいたいこのような英文が書いてあった。(正確な文章は忘れた。)

"If you need postal stamps, please go to the Communication Museum. (Pochtamtsky Street 2)"

 

()内は住所であろう。試しにGoogleマップに入力すると、すぐ近くの場所にあるようだった。さらに、Communication Museumというからには何かしらの観光地だろうし、簡単に見つかるだろう。

様子を伺っていた係員に向き直り、「スパシーバ」と感謝を伝え、郵便局を後にした。

 

郵便局の前の通りがPochtamtsky Laneである。建物に書かれた番地を見ながら、石造りの歩道を2分ほど歩き、2番地に着いた。

しかし、そこにはホテルやカフェがあるだけで、Communication Museumどころか切手を売っていそうな売店すら見当たらない。見落としていないか、Pochtamtsky Laneを1ブロック分、端から端まで歩いてみたが、やはりない。

試しに"Communication Museum"とGoogleマップに入力しても何もヒットしない。どうもここじゃない感がすごいが、あの郵便局の張り紙は何だったのか。まさか嘘ではないだろうが、適当な可能性は否定できない。

 

サンクトペテルブルクでは絵葉書を出せないかも・・・。落ち込んだその時、ふと閃いた。

郵便局に貼ってあったCommunication Museumという英訳では登録されていない可能性に。

 

秘密兵器、Google翻訳アプリで"Communication Museum"をロシア語に変換して得られた"музей связи"の文字列をGoogleマップに入力すると、Pochtamtsky Laneに直交する通りを指し示している。

急いでそこに向かうと、切手マークの看板が見えた。すごいコレっぽいニオイがムンムンしている。

建物に表示してある住所を見ると、そこはPochtamtsky Pereulok 2であった。Pereulokとはロシア語で「裏通り」の意味らしい。ちなみに我々が先ほどいたPochtamtsky Laneはロシア語ではPochtamtsky Ulitsaである。Ulitsaは「通り」という意味だ。つまり、似たような名前のPochtamtsky LaneとPochtamtsky Backstreetの2つがあり、我々は違う方のPochtamtsky通りに行ってしまったのだ。

 

あとは先に書いた通りである。颯爽と切手ショップに入り、無事、切手を買うことができた。

それにしても、ロシアで切手を買うのは、なぜこんなに難しいのだろう。

 

なお、この後ヨーロッパの他の国々からも絵葉書を出したが、一番最初に出したにも関わらず、他のどの国よりも届くのが遅かった。

サンクトペテルブルク(エルミタージュ美術館、クンストカメラ)

ロシア編の続き。

 

2019年4月30日。この日は朝からエルミタージュ美術館である。

エルミタージュ美術館は、かつてロマノフ王朝の冬宮殿であった絢爛たる建物である。そら豆色の外壁がかわいい。

先の大戦時、この建物も灰色に塗られたのだが、終戦後、戦争からの開放感を象徴する明るいグリーンに塗り替えられたらしい。赤じゃなくてよかったな。

 

エルミタージュの正面にある宮殿広場では、対独戦勝記念日を5月8日に控え「勝利の日」の真っ赤な横断幕が誇らしげに掲げられていた。共産主義ドヤ!である。

 

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«С днём победы!» 勝利の日おめでとう!と書かれた赤い布。お約束の星印とともに。

 

エルミタージュは、真っ正直に入場しようとすると、チケット売り場に並ぶだけで1時間は軽く過ぎるといふ。

それを恐れた我々はあらかじめネットでeチケットを購入していた。これでスイスイ入場できるはずである。ホテルから10分ちょっと歩き、開館時間20分前に到着した。

 

正面入口を横に外れ、美術館向かって右の専用レーンに着くと、開館前だというのに既に100人ほど並んでいた。それだけでもエルミタージュ恐るべしなのだが、さらに驚くべきことに、ざっくり見積もってその約半分が日本人であった。2列で並ぶ行列で、おおよそ1組おきに日本人と思しき、大人しい清潔なアジア人がいるのである。

海外でこんなに多くの同胞を見たのは始めてだ。さすがに公式10連休は伊達じゃない。新天皇陛下万歳!と、対独戦勝記念日直前のロシアで思う。敬意を評して日の丸を振りたいところだ。旗を持ち合わせてなくても、白いメモ紙と赤ペンさえあれば国旗一丁上がりなのが日の丸の良いところである。(振らなかったよ。もちろん)

 

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そら豆色のエルミタージュ。eチケット専用レーンは写真右奥。

 

肌寒い中待ち、開館時間を過ぎる頃にはじわじわと列が進み始めたものの、結局中に入るまでに全部で40、50分はかかっただろうか。

ロシアお馴染みの二重扉をくぐり空港にあるような立派な金属探知機を抜けると、そこはクローク。コート掛けのフックがズラリと並ぶ。

クロークの老人にスプリングコートを預けるが、コートの襟口に掛けるためのフープがなかったために、クロークの老人に困惑した顔をされた。老人は矯めつ眇めつコートを眺め、なんとか工夫してフックに掛けることに成功した。(まあフードをフックに引っ掛けただけなのだが。)

 

 

さあ。

コートを預けたら、めくるめく美術鑑賞のはじまりはじまり。

 

 

と、展示品について大いに語りたいところだが、ワタクシもともと美術リテラシーが低い上に、宗教画宗教画に宗教画、時々肖像画みたいな試される美術館感がすごいので、ロマノフ家には申し訳ないがすぐに飽きてしまった。基本的に「ロシア帝国金持ってんな」的な下世話な好奇心だけで乗り切ったようなものである。

火の車の財政の中、民の苦しい生活を顧みず、豪奢な生活を続けていた的な何かをビンビン感じたかも!(ふわっ)そりゃ革命起きるかも!(ふわふわっ)

 

・・・あんまり語ると教養がないのがバレるのでこの辺にしておく。

 

下に写真を貼っておく。もっと豪華な部屋や有名な絵画もあった気がするのだが、なぜかこれしかiPhoneに収めていなかった。

 

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素敵書庫。吹き抜けバルコニーの2階部分も書庫。本好き垂涎の萌え空間。


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ラピュタにあれば、制服さんたちが無理やり剥がしそうな金ピカ具合。そりゃ革命起きるわ。


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高校の美術倉庫を立派にしたような。美大受験経験者は懐かしいんじゃないかな?(適当)


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リアルな少年と、なんとも言えない顔のイルカ?のギャップを楽しむ石像。

 

日本人の感覚でいうと、トイレが思ったよりも混んでないのが欧米だな。アジア人は膀胱が小さいので、例えば日本の博物館に同じだけ人がいたら、きっと絶望的な行列ができただろう。

 

他に一つだけ気になったのが、美術館の割に窓から燦々と直射日光が当たっていることである。色褪せが本気で心配になるレベルだが、不思議と展示品の色は鮮やかなままである。まさかUVカットガラス・・・。否、単に緯度が高いために問題にならないだけだろう。

 

んもう、好きな人は丸一日いられるボリュームの美術館だが、午前中だけで胸焼けしたので出ることにした。

 

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ミュージアムショップでかわいい絵葉書を購入。猫軍人。

 

帰りのクロークでは、老人になぜか私とは違うコートを渡されたので「エータニマイェー(これは私のものではありません)」と適当に言ったら通じた。だったこれだけだが、正直ちょっと嬉しかった。

 

 

無事コートを取り戻して外に出ると、立派な戦車が鎮座していた。戦勝記念日のイベントだろうか。

iPhone没収されるかな、とドキドキしながら写真を撮ったが、目が合っても軍人さんはスルー。シメシメと遠慮なく撮りまくった。

 

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これはソ連軍の戦車か?


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戦車などがズラーリ。レッドベレーは特殊部隊である。

 

 

さて、いいもん見せてもらったところで、ちょいと腹もペコちゃんだし、道端のスタローヴァヤでお昼にした。例によって写真はない。ビールと間違えてノンアルコールビールを買ってしまい、チッと舌打ち。なんか安いと思ったんだよな。

ノンアルコールビールを飲みながら絵葉書を書き、郵便局に向かったのだが、これは話が長くなるので別記事にする。

 

その後、青銅の騎士像を見に行くと、どこかから微かに太鼓の音が聞こえてきた。宮殿広場にあった戦車は関係あるのだろうか。

 

さらに歩き、ロストラリナヤ・コロンナを右手に見ながらドヴォルツォヴィ・モストを渡り、クンストカメラに向かった(もう何がなんだか)。本当はペトロパブロフスク要塞に行きたかったのだが、時間がないので諦めた。

ちなみに、ロストラリナヤ・コロンナは気の多い太陽の塔のような塔である。写真を撮り忘れたので、気になる方はググってくださいますよう。

 

クンストカメラは、「希少なものの陳列所」という意味の博物館で、胎児のホルマリン漬けがズラリと並んでいたり、様々な民族(主に有色人種)の蝋人形が展示してあったりする。日本(っていうか江戸)の蝋人形は、ハレとケをごちゃ混ぜにして無理やり臨場感を持たせたようなもので、何やら眉間のあたりがモヤモヤしたが、興味深いといえば興味深い。

悪意のある言い方をするが、白色人種の皆様で大盛況であった。

 

楽しいぞロシア!!

 

ロシア軍登場!編へと続く。

京都(本家田毎、京夕け善哉、天龍寺の精進料理、他)

私の中で今幕末がアツい。

 

もともと日露戦争が激アツだったのだが、この最後の貴族戦でも幕末を生き残った人が活躍していたりして、今さら遡って幕末がアツいんである。(ちなみに、高校時代は地理選択だったので、知識はほぼゼロである。)

 

さて、幕末といえば京都である。ほら天誅とか池田屋とか京都御所とかそんな感じだよ!(浅い知識)

それで京都がワタクシ的にホットなわけで、7月頭(もうふた月も経つやんけ)にホットな京都に一泊で行ってきたのだが、もうアツいのなんのって蒸し暑すぎた。盆地の気候に心折れ、史跡なんて全然辿らなかった。

ただ食って飲んでただけである。

 

そんなわけで、150年前、京の都に露と消えにし維新の志士たちに(申し訳程度に)思いを馳せつつ、京都でおいしく食べたものを自慢しようと思う。(もう2ヶ月前だけどな)

 

 

本家田毎

 

京都に来たら、まずはオヤツに食べたいたぬきうどん。というか、昼飯時に行くと並んでいたりするので、オヤツくらいがちょうどいい。

ゆるくトロミをつけたおツユと、全くコシのないフニャフニャのうどんが癖になる。おあげも甘くてジューシー。

生ビールはヱビス。サーバーがちゃんとメンテされている安心感。美味しいビールで喉を潤す。

 

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たぬきうどん。似たような名前のお店がちょいちょいあるので、ご注意を。

 

 

 

京夕け 善哉

 

オヤツのうどんが消化しきる頃、以前も伺った「京夕け 善哉」へ。

このお店は閑静な住宅街にあるのだが、向かう途中ピアノの音が聞こえてきた。バイエルだかブルグミュラーだか、元気な音である。近所のイケズなおばちゃんに「お姉ちゃんピアノ上手にならはりましたなぁ。」などとチクリと言われるないんだろうか。うちハラハラしましたえ。

 

さて、先にも書いた通り、このお店は前にもお邪魔している。

京美人のサバサバしたおかみさんに「数ある和食屋の中で2回も来てくらはって」と深々と頭を下げられたのだが、何しろ部屋も新しく清潔で、居心地がいいのだ。もちろん料理も美味しい。個人的にはまたリピートしたいナンバーワンである。

 

とりあえず日本酒で乾杯。

京都、佐々木酒造の聚楽第(俳優の佐々木蔵之介さんのご実家らしい)。すっきりと軽く、すいすい、ぐびぐび飲める。後味に少し苺っぽいようなクセがあり、ただの水のような酒に終始しないのがいい感じ。好きどすえ。


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昨今の日本酒離れを受け、京都では「日本酒で乾杯運動」が行われているらしい。

 

最初はたまご豆腐、じゅんさいと車エビ、上に青柚子。

たまご豆腐の食感がしっかりしており、もっちりしている。エビがぷりぷり、じゅんさいがチュルチュル。ドンブリいっぱい食べたい(下品)。


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お次は八寸。

上から時計回りに白ずいき、胡瓜の雷干し、ウズラの卵の黄身の味噌和え、カタツムリを象った煮アナゴ(横から見ないとわかりづらい)、ヤマモモ、タコの柔らか煮。

どれも上品な味付けながら、酒が進む。白ずいきは夏の京野菜らしい。胡瓜は滋味豊かな良いツマミ。ウズラの卵黄も、口の中でねっとりと、酒と祝言を挙げてるぜ(マリアージュな)。

 

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次はあゆの椀もの。

あゆを一夜干ししたもので、燻してあるのかスモーキーな香りがする。上にあるのは骨せんべい。ゴボウの中心がくり抜いてあるため、土臭さが緩和され洗練されたお味。ダシはマグロぶし?ややストイックな味である。


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ここで日本酒をもう1本。越乃景虎

 

ここで、お造り。

ケンサキイカの上にある黒いものは水前寺海苔で、川藻を集めて固めたものらしいが、予想に反して食感はシャキシャキ。ほか、明石のタイがムチムチでうまい。意識高く塩でいただく。マグロはまあお約束なので普通にうまい。


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そして出された、京都らしい一品、賀茂茄子とニシン。

賀茂茄子は素揚げしてあり、ひんやりシャキシャキ、油が浸み出してダシがこっくりしている。ニシンは噛むほどに旨味がコンニチワしてきて反則レベルにうまい。もともと身欠きニシンが大好物なので、これはおかわりしたいほど好き。


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スズキの若狭焼き。

醤油味がギューっとしみていながら、辛くないのはさすがは京都。添え物のサツマイモが美味どした。


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ここでおビール、熟撰生樽。

 

アワビの酒蒸し、コーンと満願寺とうがらし。

 

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私は貝類がダメだと予約時に伝えておいたところ、アワビの代わりにスズキのカマを寄せて酒蒸しにしたものが出た。酢の利かせ方が上品。合わせてある紅もずくが太くて食いでがある。

 

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お次はハモ鍋。

以前来た時も出されたが、山椒が前より弱く、ゴボウが強く効いている気がする。前より野生的な感じがした。季節によって人間の味覚も変わるので、それに合わせて微調整しているに違いない。優しい、ホッとする味。


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〆は明石の鯛めし、味噌汁(生麩)。

大きなお頭入りの鯛めしはいいダシが出てる。おかみさんが食べやすく身をほぐして盛ってくれる。前回はたまたまタコめしだったが、通常は鯛めしが定番とのこと。タコめしよりも断然うまい。次行く時は鯛めしを指定したいところ。

そして相変わらず漬物がうまい。漬物の強すぎるアミノ酸味が苦手なのだが、ここのはとてもアッサリしていて野菜の味が生きている。


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最後はデザート、かき氷。

好きなトッピングを選べるとのことだったので、欲張って小豆、練乳、抹茶の3つを選ぶ。鉄板の美味さ。

かき氷以外の季節に来てみたい。


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天龍寺、精進料理

 

翌日の昼は天龍寺に行き、精進料理をいただいた。有名な映えスポット、竹林が近いので、外国人観光客が目立つ。

先に結論を書いてしまうと、悪くはないが特別良くもない。3000円のコースにしたが、庭園の入園料500円が追加でかかる。

 

そんなわけで、軽ーくしか書かない。あんまり覚えてないし。

右上から時計回りに、色々盛合せ(もずく・笹餅・サツマイモ・青梅・冬瓜)、胡瓜の胡麻和え(だったかな?)、胡麻豆腐(醤油いらない)、大豆をすったもの、ごはん、中央か麩の煮物。

胡瓜はボヤッとした味で、大量にボールに作っておいたものを小分けにして出している感じ。別に不味くはないが、角がヘナっとしてる。


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別皿で茄子の田楽、デザートはメロン。


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繰り返すが、別に悪くない。悪くはないが、他にも精進料理の店は色々ある中でわざわざまた行くかと言うと、もういいです、という感じ。

 

 

 

そんなわけで帰るぞ

帰りはぷらっとこだま、奮発してグリーンである。

京都伊勢丹で駅弁と「出町ふたばの豆餅」を入手。道中のお供にプレモルと四合瓶を買い、レジでプラコップを2つもらった。ちなみに、プレモルぷらっとこだまにオマケで付いてくる飲み物券を使ったのでダーターである。ワンダホー!!

 

お弁当は和久傳の鯛ちらし。見た目よりも鯛が厚くて食べ応えがある。これを日本酒をチビチビやりながら食べるのがたまらなく幸せなのだ。なんで新幹線で飲む酒はあんなにうまいのか。

 

ちなみに日本酒は、京都の城陽酒造の純米吟醸55。吟醸香があり、華やかで軽い女子供が好きなタイプである。(もちろん私は大好きだ!)


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高級感のある外観。右は日本酒のプラカップ


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オープンザ弁当。上にある季節のオカズをツマミに酒を飲み、下の鯛チラシで〆るのだ。


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グイグイ飲み、名古屋に入る頃には一瓶空いてしまった。

 

そしてデザートに出町ふたばの豆餅。

某樋口師匠が理不尽に欲しがるものの中では比較的なんとかなる方だが、本店では朝から長蛇の列に並んだ末にやっと手に入るレアアイテムである。

が、私はあらかじめ2週間前に京都伊勢丹のホームページで予約しておいたので、30秒で手にすることができた。


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餅がトロトロ、程よい塩気の豆がうまい。

 

五臓六腑に幸せをしみこませながら、我々の旅は終わるのであった。

 

 

おまけ。

京都市内をバスで移動している時、駐車場で流しそうめんイベントを開催しているレストランを見かけた。

真夏の強い日差しを遮るものは何もなく、当然のごとく全く賑わっていない。

客と見られる中年男性一人に対し、スタッフは若い男性一人。何しろ一人で食べられる量など知れているので、ごくたまにしか流されないそうめん。ほとんどの時間は客のスタンバイ待ち。

ダルそうな客と、これまたダルそうなスタッフが、炎天下の中タイマンで流しそうめんを強行する姿は、なかなかシュールであった。

なぜそこまでして流したいのか。

サンクトペテルブルク(聖イサアク大聖堂、血の上の救世主教会、ロシア美術館)

ロシア編の続き。

サンクトペテルブルク観光その1をお届けする。

 

まずは、聖イサアク大聖堂へ。

ホテルに荷物を置き、服をあるだけ着込んで外に出た。寒いのだ。

そしてホテル、ペトロ・パラスから5分ほど歩き、聖イサアク大聖堂に到着した。

 

聖イサアク大聖堂は、ロシア正教の大聖堂であり、「サンクトペテルブルクの歴史地区と関連建造物群」の一部として世界遺産に指定されている。

その姿は、ズッシリとした石造りの構造を巨大な石柱が支え、先頭中央にたまねぎ型のドームを頂く。この金色の美しいドームは、レニングラード包囲戦の時、ドイツ軍の標的になりうるとして灰色に塗り直されたらしい。今となっては、この美しい建物を爆撃するなど到底信じられないが、当時の人々は飢えと寒さの中で、どのような気持ちで灰色のドームを見上げたのか(大風呂敷)

 

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散々語っておいて、肝心のドーム部分が見えづらい写真しかない。なぜちゃんと正面から撮らなかった私よ。

 

チケットを買うために、有人窓口の長蛇の列に並びかけて、自動券売機に誰も並んでいないことに気づいた。なぜ皆自動券売機を使わないのだろう、故障中だろうか。

壊れていても驚かないが、ダメ元で操作してみたら普通に買えた。展望台と聖堂内の入場券のセット、400ルーブル。タッチパネル式で、その上英語にも対応しており、操作は簡単。猿でも買えるとまでは言わないが、読み書きができれば誰でも操作できるに違いない。まあ、支払いはクレジットカードのみなので、少なくともカードのない人は使えない。

 

さて、チケットを買ったらまず展望台に登る。200段ちょっとの螺旋階段を上り切ると、ドーム直下をグルリと囲むバルコニーに出る。

外は風が強く、高度感もある。一応手すりはあるが、バルコニーの幅は狭く、すれ違うのが怖い。手すりをギューギューに掴んで一周したが、この手すりがまたキンキンに冷えている。冬に素手で掴んだら凍傷になるのではないか。

 

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怖いので、迫力ある写真は撮れず。中央奥に小さく至聖三者大聖堂の青いドームが見える。

 

怖いし寒いしで、そそくさと下に降り、暖を求めて大聖堂の中に入った。

中に入ると、壁一面に描かれたキリストの生涯と聖人たち。このテのものにしては意外に写実的である。

 

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豪華な装飾。

 

しかし残念ながら、ありがたい聖人がたくさん描かれていても、正直イエス・キリストしかわからない。わからないので「フーン」としか思えないのである。

もし、ここで推し聖人でもいれば「ここの大聖堂はペテロ様がイケメン!」「パウロ様との距離が近い!」など、色々楽しめるのではないか・・・!みんなで作ろう推し聖人。(仏像萌えとかあるし)

聖人たちに見下ろされながら、若干不純な決意を固めて外に出た。

 


次は血の上の救世主教会へ。

聖イサアク大聖堂を出て、重厚な街並みを25分ほど歩き、血の上の救世主教会に着いた。この教会は、モスクワの聖ワシリイ大聖堂(パルナスのCMのアレ)と同じく、ポップ&キュートなたまねぎ系大聖堂である。

 

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なぜこの可愛い玉ねぎ屋根の写真をもっと撮らなかった私よ!なぜ!!(てっぺん奥の玉ねぎは工事中)

 

ここでも混雑した有人窓口を避けてガラガラの自動券売機でチケットを買う。

購入したチケットを自動改札機にかざして入ろうとするも、タイミングを間違えて通る前にバーが閉まってしまう。そしてバーに激突。太腿を強か打ち「ンハァ〜」みたいなマヌケな声が出た。

痛さでプルプルしながらバーを押してみても、既にビクともしない。再びバーコードをかざしてみても開かない。ワーワー騒いでいたら、怖い顔の門番がやってきて、呆れた顔で通してくれた。日本の恥である。

(ちなみに、この時できた青痣は、時間とともに赤くなり、そして黒くなったが、結局帰国するまで消えなかった。)

 

中に入ると、ここにもイエス・キリストと聖なる仲間たちがビッシリと描かれている。

よく見ると、油絵ではなく精密なモザイク画である。なんと手が込んでいるのか!

とはいえ、やはりここでも「フーン」程度で、ここで推し聖人がいれば、きっともっと(以下略)

 

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天井からイエス・キリストがコンニチワ。


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宇宙の果てからやってきた高度な文明を持つ知的生命体が、一人のユダヤ人男性に知恵を授けた。後のキリストである(適当)。ていうかコレ女性か?


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元気な男の子ですよ、の図。

 


この日最後はロシア美術館

大聖堂2つを流し見ても、まだ日没には時間がある。

血の上の救世主教会の近くのロシア美術館に寄ることにした。

 

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たまご色の外壁がかわいい。

 

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スズメのムクムク感がかわいい。(右の丸の上)

 

入口は建物の右端にひっそりとあり、何か入ってはいけないところに忍び込むような、疚しい気持ちになる。

中は宗教画、宗教画そして宗教画、たまに風景画があって再び宗教画。素晴らしいのはわかるのだが、いかんせんジャンルが偏っているので、正直お腹いっぱいになる。ここも推し聖人がいれば(以下略)

 

ぐったりして外に出ると、先の方に片手を伸ばした銅像が見えた。すわレーニン像か!と近づいてみると、惜しいことにプーシキン像であった。

 

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ポーズが似ている。

 

ここからホテルに帰る途中でスーパーマーケットに寄り、ビールやシャンパンスコエ、牛乳、カニカマなどを買う。シャンパンスコエは、シャンパーニュ地方とは何の関係もないロシアのスパークリングワインである。コスパ最強。なお、牛乳は獣臭く、カニカマは日本とそう変わらなかった。

 

 

 

さぁて、ごはんを食べますよ。

そろそろ日も暮れるので、1日目の観光はここまでにして、晩ごはんにしよう。

ホテルの斜向かい、ジョージア&ウズベキスタン料理Kazan Mangolである。

 

席に着き、とりあえずビールを頼む。

食べ物を注文し、ビールをチビチビやりながら料理を待つ。この店は余裕で英語が通じる。

 

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ビール。泡などという洒落臭えものは存在しない。硬派。

 

料理は全て優しい味付けで、少しエスニックな感じがあって美味。ロシアにおけるジョージアの料理は、日本でいう中華料理のようなものなのかな、と少し思った。

 

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ナスでナッツのペーストを巻いたもの。トッピングのザクロが良い仕事をしている。(既に半分食べてある)


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串焼きハチャプリ。ちぎりパンみたいな中にとろーりチーズ。子どもたちの好きな味。


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ビーフ&ポークとラムのヒンカリをふたつずつ(2個は写真撮る前に食べてしまった)。ラムがハーブ味で好み。


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やはりロシアに来たからにはボルシチを食べなければ。安定の旨さ。


そうしてお腹も心も満足し、サンクトペテルブルクの夜は更けていく。

 

続く。

 

 

おまけ。

ちなみにパルナスこれな。

サンクトペテルブルク(プルコヴォ空港、爆走タクシーGett再び)

ロシア編の続き。

 

サンクトペテルブルク、プルコヴォ空港に着いた我々は、とにかく喉が渇いて仕方がない。前回残しておいたロシアルーブルを使い、自動販売機でレモン風味の炭酸水を買って飲む。120ルーブル、日本円にして200円くらい。微妙にボッタクリである。

バゲッジクレームで荷物を回収し、上着を着込む。思った以上に寒い。

 

空港のATMで現金を下ろし、Gettアプリでタクシーを呼ぶ。

Gettとは、ヨーロッパ、ロシアで普及しているUberのようなタクシーアプリである。使い方もUberと同じで地図で行先を選ぶだけ。とっても簡単。猿でも使えるとまでは言わないが、類人猿くらいなら訓練すれば使いこなせそうだ。

海外でもボッタクリを気にせず、簡単にタクシーが使える。本当に良い時代だ。ボッタくるのは空港の自販機くらいである。

 

さて、Gettを待ちながら辺りを見渡すと、なんだがガランとしている。人が全然いない。

人口の多いニューデリーから来たので、余計に人が少なく感じるのだ。ニューデリーで、インド人が50人いるスペースに、ロシア人が1人くらいの感覚だ。

ウィキペディアによると、ニューデリーの人口密度が5,855人/km2、サンクトペテルブルクは3,743人/km2と1.5倍の差に過ぎない。ここから言えば、インド人が50人いるスペースに33人ほどのロシア人がいるはずだ。

にも関わらず、インド人50人に対してロシア人1人ということは、30人ちょっとのロシア人がどこかに隠れていることになる。ラーゲリに収容されているのかな?(局所的な人口密度を市域全体の人口密度で議論しているのがおかしいのであって、グラスノチすればラーゲリって言ってみたかっただけだ!)

 

閑話休題

 

空港に入ってきたドライバーは、一度、我々に気づかず、目の前を通り過ぎてしまった。

再びUターンして戻ってきたので、猛ダッシュで追いつき、車に追いついて合図すると、やっと気づいたらしく、キィっと停車した。

ヒュンダイの白いセダンから出てきたドライバー(仮にセルゲイ氏とする)は、ノシノシと近づくと、アッチの方を指差し、英語混じりのロシア語で何やら話しかけてくる。

おそらく「ここじゃなくて、あそこで待ってなくちゃダメだよ。」ということらしい。それは申し訳ない。「イズヴィニーチェ(ごめんなさい)」と答えて車に乗り込んだ(特に責任が伴わない限りは素直に謝るべきだと思っている)。

それを聞くと、セルゲイ氏は満足そうに頷き、シートに深く座ると、ぶるんっとエンジンをかけた。

 

と、いきなりアクセルを踏み込む。我らの不意を突く急加速。左右にGを感じるハンドリング。流れる景色。

コレである。想像を裏切らない爆走タクシーである。とりあえずシートベルトを探したが、案の定そんなものはない。

 

しかし、ナメてもらっちゃ困る。こちとらインドの強引グ・マイウェイ運転で諸々の感覚が麻痺しているんだぜ(滞在はたった2日だけど)。猛スピードで揺られながらも「案外突っ込まねえな」などと余裕綽々である。

途中、セルゲイ氏が「ワンミニッツ」などと言って車を止め、路肩で立ち小便をしたものの、道路は比較的空いており、順調に進んだ。セルゲイ氏の快速運転もあって30分ほどでホテル「ペトロ・パラス」に到着した。

もう少し飛ばせたな、などと考えて、ふと、インドで人生観を変えられていることに気づく。人生観というか、タクシー観というか。

 

話は逸れるが、ロシアにおいて、インドよりカオスなのはそこらの車体である。

ケルヒャーのCMのごとくドロドロに汚い車は可愛い方。リアパンパーが欠けたまま走行する車、割れたパンパーをガムテープでガチガチにテーピングした車、ボンネットが欠けて中が見えている車(どうしたらそんな壊れ方するんや)など、物を大切にするロシア人たちにホッコリさせられる。

こういうぶっ飛んだ合理性が癖になる。「一方ロシアは鉛筆を使った」的発想。

この楽しさは行ったことのない人に伝えるのは難しいのだが、次回より、とっても楽しいサンクトペテルブルクの観光の様子をお届けしよう。

 

続く。